日本古代史一人旅

必要なのは 結論ありきのストーリーではなく 史料に基づいたヒストリー

2023年11月

 それでは②はどのように読めばよいのでしょうか。その鍵を握っているのは間違いなく「故」です。それともう一つは「之」です。 「故」には、よく知られている意味のほかにどのような意味があるのか、「漢和大字典」で調べてみました。「ゆえ(に)」を筆頭に「ふるい」「 ...

 『後漢書』には、倭奴国が後漢に朝貢し、光武帝から印綬を賜ったとあり、その印綬は志賀島から出土した「漢委奴国王」と彫られた金印だとされています。つまり「倭奴国」は「委奴国」のことになります。また、『漢書』地理志には、七世紀中頃のものとみられる顔師古の注が ...

【九州以外の説】 「九州以外の説」がなぜ成立しないのか、その理由も『隋書』が教えてくれています。これまでに何度か挙げたことのある次の記事です。①  其国境 東西五月行 南北三月行 各至於海②  都於邪靡堆 則魏志所謂邪馬臺者也③  自魏至于斉梁代與中国相通 ...

※卑弥呼の国は『魏志』では「邪馬壹」、『後漢書』では「邪馬臺」、『隋書』では「邪靡堆」と書かれており、「邪馬台」という国名は中国史書上存在しませんが、ここではその説に応じた表現として「邪馬台」も使用します。 最近、近畿大和説、九州説以外にも四国阿波説や千 ...

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