日本古代史一人旅

必要なのは 結論ありきのストーリーではなく 史料に基づいたヒストリー

2022年12月

 「『宋書』に登場する倭国の五人の王は『日本書紀』のどの天皇に当たるのか」論争は、正解と終わりのないゲームにしか私には思えません。五人目の「武」は雄略天皇でほぼ間違いない、という見方が大勢のようですが、ほかの4人は合致しなくてもよいのか、と言いたくなりま ...

 『後漢書』では、『魏志』で「邪馬壹国」と書かれていた卑弥呼の国が「邪馬臺国」と書かれています。どちらが正しいのか、ということについては、拙著やホームページでも私見を書いていますのでここでは触れません。 『後漢書』で重要なのは「倭奴国」の存在です。「委」 ...

 漢文は句読点がなく読みにくいので、句読点の代わりに空白を設け、内容の区切りで改行しています。行路記事は青色で明示しました。  ...

 『漢書』で注目されるのは本文ではなく、7世紀中頃顔師古がつけた「倭」と「委」についての見解を述べた注です。このことについては、私も拙著『縄文から「やまと」へ』(現『倭と山東・倭・日本』)で私見を詳述していますので、興味のある方はご覧ください。 比較材料と ...

 これまで、主に中国正史の記録を根拠として、日本列島の古代の歴史を書いてきましたが、原文掲載は関連部分のみでしたので、いいとこどりしている、という批判もあるかもしれない、ということで、これからしばらくの間、『新唐書』までの各正史の列伝における「倭」「倭人 ...

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