日本古代史一人旅

必要なのは 結論ありきのストーリーではなく 史料に基づいたヒストリー

2022年10月

 安本美典氏は、「『魏志』倭人伝などの中国の古典、『古事記』『日本書紀』などの国内文献、考古学上の諸事実を合わせて考えていく場合のみ、邪馬台国問題は解決する」と言っています。また、「『魏志』倭人伝などの国外資料が、時代を教え、『古事記』『日本書紀』などの ...

 唐の時代を描いた中国正史には『旧唐書』と『新唐書』があります。『旧唐書』は945年に、『新唐書』は1060年に完成しました。『旧唐書』は唐末の戦乱の影響で武宗以後の皇帝の実録に欠落があるなど、資料不足による不備が多くありました。その不備を補うため、宋代 ...

 『隋書』には、方位と関連して地理地形に関する重要な記事があります。「其国境東西五月行南北三月行各至於海」です。「其国」とは俀(倭)国です。俀国の都は邪靡堆であり、邪馬臺です。邪馬臺が畿内大和だとすると、東西南北の方角をそのまま理解したとしても、この記事 ...

 邪馬壹(臺)国への行路は『魏志』倭人伝だけではなく、『梁書』『北史』『隋書』にもあります。『梁書』には『魏志』の行路を純粋に行路だけにしたものが、『隋書』には『魏志』の行路とは異なった説明による行路が、そして『北史』には、ほぼ『梁書』の行路を踏襲したも ...

 日本古代史で必須の史料は『魏志』倭人伝、というのは高校生位の年齢ならば誰もが知っていることで、それを否定する人はいませんでした。『魏志』倭人伝を紐解き、卑弥呼の国はどこにあったのか、専門家から在野の研究家、あるいはまったくの素人までが夢中になっていた時 ...

↑このページのトップヘ