『漢書』から『新唐書』まで、倭・日本について記録のある中国正史を原文で掲載してきましたが、『旧唐書』までの連続した時代の整合性を辿ることにより、倭国は、少なくとも阿毎多利思北孤の時代までは確実に九州にあったことがわかります。
 歴史は事件と時間の集合とその繋がりです。一冊の正史で完結するわけではありません。『魏志』倭人伝だけで云々するのは歴史ではありません。
 漢文が読めなかったとしても、原文に接することは、そこに書かれているという史料事実を自分の目で確認することができ、非常に意味のあることです。今回掲載した『漢書』から『新唐書』までの12の正史の原文を是非見るだけでも見てください。これまでの日本古代史観が変わるかもしれません。